点滴

訪問看護師として仕事をしよう

点滴

点滴とは、静脈に針を刺して、体内に薬や栄養、水分などを投与することです。
体調を崩した時や病気をした時など、点滴にお世話になったことがあるという方も、少なくないはずです。
点滴は、時間をかけてゆっくりと薬を体の中に入れることができるので、副作用を回避しやすくなったり、持続的に薬を投与することができたりします。
また、大量の薬を投与することができ、直接血液に薬を入れるので、効果が早く現れることも期待できます。

訪問看護を利用している療養者の中にも、抗がん剤などの薬や、水分や栄養を点滴によって投与することを必要としている方もいらっしゃいます。
そのような方に対して、点滴の実施や管理を、医師の指示に従って、訪問看護師が行うこともあります。
しかし、医療行為の1つである点滴には、時には危険が伴うこともあります。
そのため、医師がすぐそばにいない訪問看護の現場で、訪問看護師が点滴を安全に行うために、ガイドラインも設けられています。

その中では、訪問看護師が行える点滴の範囲もまとめられています。
難易度によってレベル分けされていますが、薬剤の投与が必要な際には、できるだけ臨床経験の豊富な訪問看護師が行った方が、より良いようです。
ガイドラインでは、利用者やその家族が、在宅での点滴を希望していて、点滴の内容について理解していることも求められています。
在宅での療養では、療養者本人だけでなく、家族の理解や協力も必要となるのです。

また、点滴の間は、療養者に何か異変があったときに、すぐに対応できるように、見守っていることも必要となります。
そのため、点滴中に、訪問看護師か家族が、療養者のそばにいられる状態が、望ましいようです。
さらには、主治医との連携も大切になります。
初回の点滴や点滴の指示書の作成を医師に行ってもらい、点滴の最中に何かあったときにはすぐに主治医に相談できるような体制をとれるようにします。

このようなガイドラインが作られるように、点滴には危険が伴うため、細心の注意が必要です。