カニューレ交換

訪問看護師として仕事をしよう

カニューレ交換

訪問看護師の業務には、カニューレ交換もあります。
気道が塞がってしまった場合に、気管を切開することがありますが、その際に、切開した穴に差し込むのが、気管カニューレです。
気管カニューレは、定期的に交換が必要です。
主治医の診察時に交換することもありますが、訪問看護師が交換することもあります。

カニューレ交換の方法ですが、まずは、新しいカニューレや固定用の紐、潤滑油、消毒薬、綿棒、Yガーゼ、肩の下に入れる枕、吸引器など、交換に必要なものを用意します。
それから、療養者と家族にカニューレ交換を始めることを説明して、手洗いを行ってから、分泌物の程度や呼吸状態を観察します。
次に、カニューレの先端に潤滑油を塗るなど、物品がすぐ使えるように準備しておきます。
準備が整ったら、カニューレ交換を始めます。

交換では、使用しているYガーゼを剥がして、カニューレをはずします。
その際に、気管切開部の皮膚の色や肉芽の盛り上がりがないかなどを確認します。
気管切開部を消毒したら、新しいカニューレを挿入します。
この時点で一度、呼吸の際に胸が左右とも上がっているかなど、呼吸ができているか確認します。
問題がなければ、Yガーゼを当てて、カニューレを固定します。
その後、もう一度呼吸状態を確認して、吸気が左右で差がなく入っていれば、交換は終了となります。

カニューレ交換の際には、必要に応じて吸引を行うこともあります。
また、カニューレを抜いたり、刺し込んだりする際には、気道を傷つけないように、ゆっくりと行うことが大切です。
カニューレ交換では、訪問看護師は、このようなことを行います。
この他にも、カニューレの下に敷いているYガーゼも、汚染の状態によっては交換して、常に清潔な状態にしておくなど、管理も重要となります。
また、普段から気管切開部に異常はないか確認して、異常が生じた際には、それに応じた処置を行うなど、気管切開部のケアも必要です。