病状観察とは

訪問看護師として仕事をしよう

病状観察とは

症状観察とは、医師のカルテに基づいて、症状を観察することです。
病院に入院している場合と違って訪問看護では、決められた時や必要のある時にしか医師の診察を受けることはできないので、しっかりと行うことが大切です。
症状観察では、療養者の病気や障害の状態を確認したり、血圧や脈拍、体温、呼吸といったバイタルチェックしたりします。
時には、爪切りや口腔ケア、洗髪、清拭などを行いながら、身体に変化がないかチェックすることもあります。

訪問看護の利用者は、様々な病気や障害を持ちながら、自宅で療養生活を続けていらっしゃる方です。
病院では、何か異変があれば、すぐに医師や看護師が来てくれますが、訪問看護の場合には、訪問看護師が帰ってしまった後は、何かあっても、早急に対応してもらうということは難しいものです。
そのため、訪問看護では、病状観察は、とても重要なケアとなっています。
病気や障害によっては、ちょっとしたことが命取りになることもあるので、小さな変化も見逃さないように、注意深く観察することが大切です。

病状観察で療養者の異変を見分けるには、訪問看護師の経験も重要となります。
病状によっては、主治医に指示を仰ぐ必要もありますが、その判断をする際には、これまでの経験がモノをいうこともあるのです。
また、こうした病状観察から、日常生活や介護などで注意した方が良いことや、療養者がより楽に過ごせる方法などを、家族や介護士にアドバイスすることもできます。
病気や医療に関して、詳しく知っている家族や介護士も少ないので、専門家からのアドバイスは、とても助かります。

このような病状観察は、療養者の安全を守るだけでなく、療養者や家族が、安心して療養生活を送れるようなサポートにもなります。
ちょっとした変化も見逃さずに、気づいて正しく対処してくれる訪問看護師がいるということで、療養者本人も、その家族も、安心して療養生活を送ることができるのです。