バルーン交換(胃ろう)

訪問看護師として仕事をしよう

バルーン交換(胃ろう)

訪問看護を利用している方の中には、病気や障害などによって、口から食事を摂ることができない方もいらっしゃいます。
しかし、栄養が取れないと生きていくことはできませんし、栄養が不足すると、褥創もできやすくなってしまいます。
そのため、何らかの方法で栄養を取らなくてはいけませんが、その1つの方法に、胃ろうがあります。
お腹に口を作り、そこから胃へ直接、カテーテルを通して栄養を送り込む方法です。

胃ろうは、鼻からチューブで胃に直接栄養を送り込む「経鼻胃管栄養」に比べると、療養者への負担が少なくなります。
また、口から食べることもできるので、胃ろうをしながらリハビリも行うことができるというメリットがあり、将来的に口から栄養が摂れるようになり、胃ろうが必要なくなった時には、除去することも可能です。

このような胃ろうには、お腹に空けた穴から胃まで挿入されているカテーテルが、はずれないように固定する器具があります。
固定器具には、いくつかのタイプがありますが、バルーンもその1つで、交換しやすいのが特徴です。
しかし、このバルーンは耐久性が弱いため、1ヶ月に1度程度、新しいものと交換することが必要となります。
そのため、バルーン交換を、医師の指示の基で、訪問看護師が行うこともあります。

バルーン交換では、まず、今挿入されているカテーテルのバルーンに入っている滅菌蒸留水を全て抜いて、カテーテルを体外へ抜きます。
その後、新しいカテーテルを挿入して、規定量の滅菌蒸留水をバルーンに注入して、バルーンを膨らまします。
こうしたバルーン交換以外にも、カテーテルが詰まっていないかや、胃ろう周辺の皮膚や体調に変化はないかなどを確認したり、固定版による圧迫を予防したりするなど、胃ろうの管理も訪問看護師の重要な仕事となっています。
また、訪問看護では、常に看護師や医師が近くにいることはできないため、家族や介護者に対して、胃ろうに関する指導を行うことも必要です。