膀胱洗浄

訪問看護師として仕事をしよう

膀胱洗浄

膀胱洗浄とは、膀胱瘻カテーテルや尿道留置カテーテルなどを通して、生理食塩水で膀胱内を洗浄する処置のことです。
膀胱内の沈殿物やカテーテルを閉塞している物などを取り除くためなどの目的で、行われます。
最近では、尿路感染の危険性から、このような膀胱洗浄は、あまり行われなくなっています。
しかし、尿路系の疾患や経路道的手術後で、血尿が強くて凝血塊によって尿道留置カテーテルが閉塞している場合や、膀胱内に大量の凝血塊が溜まってしまって、膀胱が緊満している場合、尿浮遊物などの異物によってカテーテルの閉塞が疑われる場合など、膀胱洗浄が必要となることがあります。

在宅療養者の中にも、このような膀胱洗浄を必要とする患者さんもいらっしゃいます。
そのような療養者に対して、医師からの指示があれば、訪問看護師が膀胱洗浄を行うこともあるのです。

訪問看護師が膀胱洗浄を行う場合には、まずは、膀胱洗浄を必要としている療養者本人と家族、介護者に、処置の内容などを説明して同意を得ます。
同意が得られたら、必要なものを近くに用意して、手を良く洗い準備を整えます。
次に、導尿の手順で、膀胱瘻カテーテルや尿道留置カテーテルなどのカテーテルを挿入して固定したら、生理食塩液をそのカテーテルから膀胱へ注入し、注入した洗浄液は、吸引したり、自然流出させたりします。
これらの動作を、洗浄液の性状や色、量などを確認しながら、洗浄液がきれいになるか、医師から指示された量が終わるまで、繰り返し行うのです。

このような膀胱洗浄は、無菌操作で行います。
また、洗浄に使う生理食塩水は、あらかじめ36度から27度の体温程度の温度まで温めておくことも必要となります。
膀胱洗浄の大まかな流れは、このようになっています。
しかし、膀胱洗浄は、療養者に対して苦痛を与えることもあるので、訪問看護師は、声掛けしながら行うなど、しっかりと精神面にも配慮しながら行うことが大切です。